兵庫県加古川市にある尾上神社(おのえじんじゃ)です。
<尾上神社>
住所:兵庫県加古川市尾上町長田578
山陽電鉄尾上の松駅徒歩10分
駐車場あり(無料)
<由緒>
祭神は海の神住吉大明神です。
境内には謡曲にうたわれる尾上の松があります。
現在の松は5代目で、樹齢100年。
梵鐘は国指定の重要文化財。1011年に高麗で鋳造された朝鮮の鐘です。
この尾上の鐘は昔海賊に盗まれて、海に沈められたあと、漁師によって再び
海から引き上げられ高野山に奉納されたそうです。ところが、この鐘をつく度に
「おのえへ、いの〜」と聞こえたという話しで、尾上神社に戻されたそうです。
古来この一帯は高砂の尾上と言われ、鐘の響く事から響灘と言われ、名勝の地として
和歌にも読まれました。
<ひとこと>
以前出張で加古川に来たときに、尾上の松という駅名が気になって調べた
事がありました。
高砂の尾上の松といえば、古歌などにも出てくる場所。何となく聞いた事は
ありました。まあ出張中という事で、その時は行くことが出来なかったので、今回
始めて訪問しました。
神社に入ると左手に尾上の松(天然記念物)があります。
【尾上の松】
尾上の松は駅名までつく位なので、よほどの松かと思ったんですが、今の松は5代目という
事で、そんな大した松ではありませんでした。
ただ、脈々と昔の風情を今に伝える松として、ちょっと威厳を感じるところはあります。
そんな雰囲気を味わいに、この神社に行ってみるのが良いかと思います。
(尾上神社 おすすめ度 ★★★)
近くに国宝建造物のある鶴林寺があるので、一緒に行くと良いかと思います。
2006年01月09日
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屋根のデザインに動きがあって面白いですね。
それに、門の前の石柱に竹を渡してあるのは・・・鳥居でしょうか?
こういうのは初めて見ました。
まったく気にしてませんでした。
何なんでしょ?
ちょうど正月の準備をしていたので、もしかしたらそれで竹を架けたのかもしれません(その辺不明)
尾上神社は松の木が有名だったので、行ってみたんですが、まだ樹齢100年の
後継の松でした。
昔の和歌などに詠まれる歌枕の地なんかも巡っていきたいなと思っています。
これは注連柱(しめばしら)というものです。
まあ、鳥居のかわりといったところでしょうか。
祭りや正月のときには注連縄をはったりします。竹を渡すときもあるんですね。
さすが詳しいですね。
要は簡易鳥居みたいなものですかね。
もしかしたら今まで見てきた場所にも同じような
ものがあったのかもしれませんが気にしたこともありませ
んでした。
今後ちょっと気にしてみます。
有難うございます。
勉強になりました、これから自分も気にしてみようと思います。
祭事や季節限定の飾り付けも面白いですね。
僕もれふとさんの解説には関心してます。
今後ともよろしくお願いいたします。