神奈川県横浜市、東海道神奈川宿を散策してきました。
<東海道神奈川宿>
住所:神奈川県横浜市神奈川区台町
神奈川宿は日本橋から数えて3番目の宿場町です。
現在の台町あたりは、かつて神奈川湊を見下ろす景勝地でした。
この神奈川が有名になったのは1854年、日米和親条約(神奈川条約)締結の舞台となってからです。
その4年後、日米修好通商条約では神奈川港が開港場と決められてい
ましたが、後に横浜に変更されました。
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東海道神奈川宿を歩いてみました。川崎宿もそうでしたが、神奈川宿
も横浜駅から近いこともあり、開発され、昔の面影はほとんど残って
いませんでした。
ただ、神奈川宿には幕末に開港した際、各国の領事館になったお寺
などが残り、他の宿場町とは違った趣がありました。
<浄瀧寺・イギリス領事館跡>
<甚行寺・フランス公使館跡>
当時から唯一続く料亭が田中家(1863年創業)です。
田中家の前身の旅籠「さくらや」は安藤広重の「東海道五十三次」に
も描かれた店です。高杉晋作やハリスなども訪れたそうです。
また、坂本龍馬の妻おりょうは、明治7年、勝海舟の紹介で田中家
で働いていたと伝えられています。英語が話せ、月琴も弾くことが
できたお龍は外国人接待に重宝されていたそうです。
<神奈川台関門跡>
幕末、攘夷による外国人殺傷にイギリス総領事オールコックをはじめ
とする各国領事が幕府に抗議。幕府は横浜周辺の主要拠点に関門や
番所を設け警備体制を強化しました。その神奈川台関門の跡の碑です。
東海道五十三次
http://rover.seesaa.net/article/25157365.html
大河ドラマの舞台
http://rover.seesaa.net/article/112515106.html
2010年06月09日
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