京都市伏見区にある淀城趾に行ってきました。
<淀城趾>
住所:京都府京都市伏見区淀本町
駐車場なし(近隣コインパーク利用)
入城自由
徳川秀忠は1619年の伏見城廃城に伴い、新たに桂川・宇治川・木津川の
三川が合流する水陸の要所であるこの淀の地に松平定綱に命じて淀城を築城
しました。1623年に着工、1625年に竣工しました。
1626年には徳川秀忠・家光父子が上洛の際、この城を宿所としています。
1633年の国替えにより、永井尚政が城主となり、その後諸大名が次々に
入城しましたが、1723年に春日局の子孫である稲葉正知が下総佐倉から淀
へ移り、明治維新までの百数十年間この淀城は稲葉氏10万2千石の居城とな
りました。
なお、淀殿ゆかりの淀城は現在の淀城跡ではなく、この位置から北へ約500m
の地点にあったと推定されています。
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10年ぶりくらいで淀城趾に行ってきました。
京阪淀駅からほど近いところにあります。淀城といえば淀殿と来ますが、
現在の淀城趾は淀君の淀城とは違うそうです。
個人的には淀というと、幕末の鳥羽伏見の戦いの際、逃げ帰る幕府軍が
淀城に入ろうとするのを、淀藩の城代が入れさせなかったという話が
印象的です。淀藩は藩主が江戸詰の老中稲葉正邦で、幕府の老中の藩
が藩主の意に反して新政府軍に恭順するというすごい事態。戦という
のは状況次第でいろんな事がおこります。
現在の淀城趾は公園になっています。
「淀城趾」の石碑の他、石垣がわずかに残る程度。
往時を偲ぶのは難しいかもしれません。
平成23年夏旅
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2011年09月22日
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