群馬県下仁田町にある荒船風穴に行ってきました。
<荒船風穴>
住所:群馬県下仁田町南野牧字屋敷
駐車場あり
見学自由
荒船風穴は、この付近から吹き出す夏でも2度前後の冷風を利用した
日本最初の大規模蚕種(蚕の卵)の貯蔵所跡です。蚕種が生み付けられた
紙を種紙と呼びます。この種紙を低温で貯蔵することにより、孵化の
時期を遅らせることが可能になりました。これにより、それまで年1回
しかできなかった養蚕が夏や秋にも可能となりました。
荒船風穴は3基の貯蔵所跡があり、今でも冷風が吹き出しています。
現在は地下構造にあたる石積み部分が残っており、かつては土蔵式の建物が
石積みを覆うように建ち、地下2階、地上1階の3層構造になっていました。
荒船風穴は電気冷蔵技術が普及した昭和10年ころにはその役目を終えました
が、日本が成し遂げた良質な生糸の大量生産に貢献した施設として重要であり、
「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産の一つとして、世界遺産登録を
目指しています。
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下仁田にある荒船風穴に行ってきました。
下仁田の博物館に行ったときに、ここの存在を知りました。
今、富岡製糸場が世界遺産を目指していますが、この荒船風穴も
その中の史跡のひとつとして構成されているそうです。
国道254号線から細い県道に曲がっていき、約3キロくらいで
現地に着きます。
かなり細い道を走ります。前から車来たら嫌だな〜って感じの道路
です。世界遺産になって観光客が多く来たら厳しいかな。
現地は駐車スペース3台分くらいあります。
風穴はかつて養蚕の倉庫があったとの事ですが、今は基礎の部分の
み残っています。一見城跡の様です。
7月下旬に訪問しました。この日はもともと気温が低く、ここは標高
も高いので外気温も低かったのですが、風穴の音頭はなんと1.4度。
本当に天然の冷蔵庫です。
秋田の矢立峠にもこういう冷風が出ているところがあって、高山植物
が群生しているという不思議な場所がありました。
http://rover.seesaa.net/article/108889762.html
これも自然の神秘だなと思います。
この冷気を今でも何かに利用できないものかと思ってしまいました。
<荒船風穴>
2012年08月05日
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