2012年08月11日

安寿と厨子王供養塔   (新潟県上越市)

新潟県上越市にある安寿と厨子王供養塔に行ってきました。

<安寿と厨子王供養塔>
安寿と厨子王供養塔.jpg
住所:新潟県上越市中央3丁目
駐車場なし

<現地解説>
その昔、陸奥の国岩城の国信夫郡の国守岩城判官正氏は悪人の讒言に
より筑紫に流されました。
左遷されていたとき、妻と召使いの姥竹は安寿姫(14才)と厨子王丸(12才)
の二子を連れて岩城からはるばる父を訪ねて行く途中、この直江の津の應化の橋
の袂で山岡太夫に騙されて母親と姥竹は佐渡の二郎に、安寿姫と厨子王丸は
越中の人買い宮津の三郎に売られました。
知らずにいた四人も港を出ると北と西とに漕ぎ別れていく船にそれと気付き、
子を呼ぶ母、母を呼ぶ子、その悲嘆のうちに身を投げた姥竹を土地の人々が
あつく弔ってここに碑を建てました。
その後、安寿姫は悲しみのあまり沼に身を投げ死んでしまいました。
そこで姥竹の塔の脇にまた小さな塔を建てて弔いました。
厨子王丸が関白師寛に用いられ、丹後の国守となって佐渡にいた母を迎えて
この津を上ったとき、土地の人々は温情に感泣し、ふたりの塔に供養したと
言われ、それから人びとの手向ける香華が今も絶えないのであります。

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上越市の直江津にある安寿と厨子王丸の供養塔に行ってきました。
森鴎外の小説『山椒大夫』で知られるお話です。
現地には森鴎外の山椒大夫の文学碑がありました。

山椒大夫の碑.jpg

ただ実際はこの安寿と厨子王丸が実在の人物かどうかはよく分かって
いないそうです。

著名人の墓
http://rover.seesaa.net/article/26837973.html


posted by 南行 at 11:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 新潟県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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