<曲里の松並木>

住所:福岡県北九州市八幡西区岸の浦二丁目6他
駐車場なし
<現地解説>
江戸時代後期の狂歌師大田南畝は「坂を下るに赤土の岸あり。松の並木
の中をゆくゆく坂を上り下りて又坂を下り行けば、左に黒崎の内海見ゆ」
とその紀行文『小春紀行』に、このあたりの様子を記しています。
この松並木は幕府が全国の街道に松や杉を植樹させた名残で、黒崎から
木屋瀬にかけて昭和20年ころまでは多くの松を残していましたが、今
はわずかにこのあたりが昔日の長崎街道の面影をとどめているのみです。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
北九州市指定の史跡「曲里の松並木」に行ってきました。
江戸幕府は街道を行く人のため、風よけなどののために松や杉を
街道に植樹させたという事です。
日光街道杉並木なども今に残る並木ですが、ここ曲里の杉並木も長崎街道
の面影を残す松並木にんまります。
開発により長崎街道の雰囲気を残すところもわずかという事で、こういう
ところは今後も大事に残してほしいものです。
現地はJR黒崎駅から歩いて10分くらいのところです。
<曲里の松並木>



