<建福寺>
住所:長野県伊那市高遠町西高遠1824
駐車場あり
境内自由
<現地解説>
武田勝頼の母は諏訪頼重の娘で、実名が不詳のため諏訪御料人と呼ばれて
います。
諏訪頼重は1542年に武田信玄によって自害させられましたがが、
「尋常かくれなき美人」と言われた御料人は信玄に恋われ、父敵の側室
となって諏訪氏再興を願いながら勝頼を生みます。
しかし、その後病の身となり、勝頼の成長を待つことなくわずか25才ほ
どで短い生涯を終え、ここに葬られました。
諏訪御料人は井上靖著書『風林火山』では由布姫、新田次郎著『武田信玄』
では湖衣姫と呼ばれています。
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以前高遠に桜を見に行ったときに、建福寺に行き、諏訪御料人の墓を参拝
してきました。諏訪御料人は、武田勝頼の母親です。
一番右側が諏訪御料人のお墓。真ん中は高遠城主、保科正直のお墓、
左側は保科正光のお墓。保科正光は会津藩初代藩主・保科正之の養父です。
諏訪御料人は湖衣姫だったり由布姫だったり呼び名も後世のもので、
実際はよく分かっていないようですね。
僕の中では、大河ドラマ『武田信玄』のイメージが強くて、湖衣姫ってい
うイメージでした。大河での南野陽子の湖衣姫が印象的でした。
諏訪御料人の供養塔が、彼女の過ごした小坂観音院(岡谷市)にもあります。
<小坂観音院>
http://rover.seesaa.net/article/129738049.html
大河ドラマの舞台
http://rover.seesaa.net/article/112515106.html
著名人の墓
http://rover.seesaa.net/article/26837973.html
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