<直江石堤>
住所:山形県米沢市直江石堤
駐車場あり
<現地解説>
上杉景勝の重臣直江兼続の計画によって築かれた石積みの堤防で、地名をとり
谷地河原堤防とも呼ばれています。
1600年、関ヶ原の戦いで上杉景勝は西軍に荷担した事により、会津120万石
から米沢30万石に領地を削られました。このため米沢は上杉氏の本城となり、大勢
の家臣団が移り住み、直江兼続の指揮で新たな城下町作りが行われました。
この直江石堤は兼続みずから赤崩山に登り米沢城や松川の地形を見渡し、洪水を
防ぐにはどうしてもここに堤防を築かなくてはならないと決心し、大規模な築堤を
計画したものと伝えられています。
現在長さ1.2キロにわたって石堤が残り昭和61年に市の史跡に指定されました。
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平成24年10月28日、山形県米沢市にある直江石堤に行ってきました。
現在は直江堤公園という形で整備されています。
直江兼続が指揮をとって作ったという大規模な堤防で、今でもしっかりと形の残った
堤防です。玉石がずらっと並んだ堤防は、機械がなかった時代に人力で作られた堤防
に当時の苦労を偲ぶことが出来ます。
堤防の史跡としては、ここの他に山梨の信玄堤とか、埼玉にある石田堤とかあります。
石田堤は攻城戦での堤防なので、性格はちょっと違いますけどね。
大河ドラマの舞台
http://rover.seesaa.net/article/112515106.html
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