<今和泉島津邸跡>
住所:鹿児島県指宿市岩本2739
駐車場なし
<現地解説>
今泉小学校は今泉島津家の屋敷があったところです。
今和泉島津家とは1744年に第5代薩摩藩主島津継豊が弟の忠郷に
ながく途絶えていた今泉家を再興させた家のことです。その領地は今泉郷
と呼ばれ、現在の岩本・小牧・新西形の一部・池田・仙田からなり、1万
5000石の石高がありました。
今和泉島津家は、重富家、加治木家、垂水家とともに「一門家」と呼ばれる
藩最高の家柄でした。一門家は藩主の代役を務めたり、参勤交代から帰る
藩主を国境まで迎えに行くなど様々な役割を担っていました。
また藩主に同行して将軍に謁見する事が出来るのもこの一門家だけでした。
今泉島津家第5代忠剛の娘於一は1853年に島津斉彬の養女になり、名を
篤姫に改めました。そして、1856年13代将軍徳川家定に嫁ぎ、家定
が亡くなった後は、天璋院と名乗り幕末から明治の動乱の時期に徳川家の
存続に尽力しました。
現在当時をしのばせるものとして、手水鉢や井戸、隼人松原や領主仮屋敷跡
の石垣が残っています。
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鹿児島県指宿市にある今泉島津邸跡に行ってきました。
現在は指宿市立今泉小学校になっています。
よって当時のものはあまり残ってませんが、小学校の中に井戸があったり、その前
に広がる隼人松原などが昔を感じさせるものとして残っています。
大河ドラマ『篤姫』の放映時に作られたと思われる、篤姫の像が松原の前の海岸
にあります。
篤姫の幼少時「於一」と呼ばれていた頃の銅像です。
平成26年夏旅
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大河ドラマの舞台
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銅像めぐり
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