<青の洞門>
住所:大分県中津市本耶馬渓町樋田
駐車場あり(無料)
<現地解説>
諸国遍歴の旅の途中ここに立ち寄った禅海和尚は、断崖絶壁に鎖のみで結ばれた
難所で、通行人が命を落とすとの話を聞いて、ここにトンネルを掘り安全な
道を作ろうと決意し、単身難事業に着手した。その後、托鉢勧進によって採掘
の資金を集め、石工たちを雇って「ノミと槌だけで30余年かけて掘り抜いた」
と言われている。
現在の洞門は当時からは大きく変化しており、明治40年にはほぼ現在の洞門
に近い形状で大改修が行われ、現在では手彫り洞門の一部を残すのみである。
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超久しぶりに青の洞門を訪問しました。
おそらく17年ぶりです。その頃はお金も無かったので、車中泊の旅をしてまし
て、ここ青の洞門の駐車場に車を停めて1泊しました。懐かしい場所です。
とは言うものの、さすがに久しぶりで洞門のイメージは何となく覚えてましたが、
どこに駐車場があったかとか完全に忘れてました。というか、現地の雰囲気が
かなり変わった様な気がしました。
駐車場に車を停め、歩いて洞門を巡ります。
手彫りで彫った頃と今とではだいぶ変わっているとの事ですが、それでも明治時代
に現在の形になったとの事で、充分に古い歴史遺産だと思います。
手彫りの遺構もわずかながら残っており、徒歩でのみ見る事が出来ます。
この禅海和尚の話をもとに書かれた小説が菊池寛の『恩讐の彼方に』です。
以前この小説を読みました。
中山道の鳥居峠で殺生をした事を悔やみ、その後仏門に入った和尚の罪滅ぼし
みたいなお話だったかと思います。
この小説を読んで現地に行くと、一層良いかと思います。
<禅海和尚の像>
和尚の像と下の写真は17年前の写真です。デジカメの性能が悪いのと、暗いため
良い写真ではありませんが。
この時はカラリオ Photo CP-100という35万画素のデジカメを使ってました。
平成26年夏旅
http://rover.seesaa.net/article/403847749.html
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