<源三窟>
住所:栃木県那須塩原市塩原1118
駐車場あり(無料)
入場:700円、JAF割引あり
<現地解説>
源平の争乱のおり、源頼政(源三位頼政)は戦いに敗れ、宇治の平等院で自刃した
が、その後、孫の源有綱も鎌倉の戦いに敗れてこの身を洞窟に隠し、再び立ち上が
る機会を待った。その時、洞内より流れ出る滝にて米をとぎ、そのとぎ汁を流した
ために発見され、あわれな最期をとげたと伝えられる。
この洞窟は鍾乳石の古い洞窟で、洞の長さおよそ40mほどの通り抜けとなって
おり、洞内の温度は年中15・6度で夏は涼しく冬は暖かく石柱、石筍などの
存在とともに塩原における考古学研究の貴重な所となっている。
洞窟を通り抜けると洞内より発見された鎧・兜を陳列する武具資料館がある。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
那須塩原にある源三窟という洞窟に行ってきました。
那須塩原には何度か言ってますが、ここは初訪問です。
ここは源頼政の孫、源有綱ゆかりの地。有綱は壇ノ浦の戦いで義経とともに戦った
義経の腹心で、その後義経ともども頼朝軍に追われ塩原に逃げ込み、地元の城主
であった塩原家忠に捕らえられこの洞窟で落人生活を送ったそうです。
再起を図り義経に合流しようと図りましたが、米のとぎ汁を頼朝軍に見つかり、発見
され無念の最期を遂げたそうです。
ここ那須塩原にこんな史跡があるのは知りませんでした。
ここから北に少し行ったところには湯西川があり、ここは平家落人の里として有名で
すが、平家だけでなく義経ゆかりの源有綱関連の地が近くにあったのは驚きです。
<源三窟>
入り口です。
入るとすぐ米をとぐ武将の人形があります。
右は滝です。洞窟の中に滝があり水が岩の隙間から湧き出ています。
源有綱とその家臣潜伏の図。
写真が多いので、続きをどうぞ。
大河ドラマの舞台
http://rover.seesaa.net/article/112515106.html
著名人の墓
http://rover.seesaa.net/article/26837973.html
[ここに地図が表示されます]
<源三窟>
<武具資料館>
洞窟から見つかった鎧などを展示。
資料館には戊辰戦争で使われた大砲も。
<源有綱の墓>