<佐竹寺>
住所:茨城県常陸太田市天神林2404
駐車場あり(無料)
境内自由
<現地解説>
佐竹寺は真言宗豊山派の寺院で、985年に花山天皇の勅願により元密上人
が開山したと伝えられ、創建当時は現在地から西北西に約700m離れた
鶴ヶ池の洞崎の峰に建てられ、観音寺と称していた。
佐竹氏初代昌義は1177年に同寺に寺領として300貫の土地を寄進し、
六代長義は衰えていた寺堂を佐竹氏の祈願所として再興するなど、佐竹氏
の隆盛と共に寺運も栄えた。
しかし1543年に兵火にかかって焼失してしまい、1546年義昭に
よってこの地に再建された。
1906年に国指定重要文化財となった本堂はかやぶき屋根寄せ棟造りで、
主屋の周囲にこけら葺の裳階をめぐらし、正面中央に唐破風をあげている。
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常陸太田市にある佐竹寺に行ってきました。
12年前に一度訪問していらい、久しぶりの訪問です。
佐竹氏ゆかりのお寺で、見るべきは重要文化財の本堂。
重厚な茅葺きの屋根、この手の屋根の本堂は何ヶ所か見てきていますが、この
佐竹寺本堂は手入れが良く、建物の重厚感が良いですね。
旧国宝の様ですが、いずれ本堂は国宝になってもおかしくない建物かと思います。
<佐竹寺本堂>
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