<余部橋梁>

住所:兵庫県美方郡香美町香住区余部
駐車場あり(無料)
この地にはかつて明治45年に竣工した高さ41m、長さ310mの余部鉄橋
がありました。余部鉄橋は2010年に運用を停止し、今は鉄筋コンクリートの
余部橋梁になっています。

かつてあった余部鉄橋は、明治42年12月16日着工、45年1月13日竣工
とその工事期間は実に2年2ヶ月。当時約33万円もの巨額の建設費とのべ25万
人もの人工を投じて敢行され、明治の最高の土木技術を結集して見事に完成しました。

これだけの規模の鉄橋が、パソコン等も無い時代に設計・構築された事に驚きます。
構造計算とかどうだったんでしょうね。
そしてその鉄橋が平成22年まで約100年にわたって運用された事です。
明治の土木技術は凄かったんですね。

新設された余部橋梁の脇に、かつての余部鉄橋が一部残されています。
余部鉄橋では昭和61年に風による転落事故が起こっています。下に電車が落ち、計
6人が亡くなりました。
現在の橋梁の下に慰霊の観音像があるのはその為です。

余部橋梁の下にいつの間にか道の駅が出来ていました。
ここに車を停めて、橋梁を見学できます。明治の技術遺産、残っている部分だけ
は保存してほしいものです。
<平成9年に撮影した余部鉄橋>

これは平成9年に私が撮影した余部鉄橋。デジカメが35万画素のものなので、
画質がいまいちなのが残念。
平成27年GWの旅
http://rover.seesaa.net/article/418505052.html
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