<養源院>
住所:京都府京都市東山区三十三間堂廻り町656
駐車場無し
拝観:9時〜16時
料金:500円
<現地解説>
豊臣秀吉の側室淀殿が父の浅井長政の追善のため、1594年に政伯法印を
開山として建立した寺で、長政の法号「養源院」を寺号とした。
建立後まもなく火災に遭ったため、1621年に淀殿の妹で徳川秀忠夫人
の崇源院が伏見城の遺構を移して本堂を再建し、以来徳川家の菩提寺となり、
歴代将軍の位牌を祀っている。
本堂の廊下の上の天井は、関ヶ原の合戦前、家康の命を受けて伏見城を死守
した鳥居元忠以下の武士が自刃した時の廊下の板を天井に上げ、その霊を
弔ったもので、俗に血天井として知られている。
本堂の杉戸及びふすまの絵は俵屋宗達の筆によるもので、杉戸には唐獅子、
白象、麒麟等の珍しい行動が描かれており、奇抜で新鮮味にあふれ、中学
高校の美術の教科書にも用いられている。
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養源院に行ってきました。
前日、この近くの智積院の宿坊に泊まり、そこから歩いて行ける範囲で観光し
ました。三十三間堂は何度も行っているので、その近くを散策していると、
「血天井」なる文字を発見。気になって立ち寄りました。
以前、徳島の丈六寺で長宗我部元親に惨殺された武将の血が染みついた血天井を見た
事がありました。なので同じようなのかなと思いました。
結論から言うとその通りなんですが、そもそもこのお寺が伏見城の遺構だという
事に驚きました。
関ヶ原の戦いで、伏見城に籠もった鳥居元忠は石田三成方の攻撃を受け全滅。
元忠以下武将は自刃します。関ヶ原の戦い序章の有名なシーンですね。
鳥居元忠らが自刃した伏見城の廊下の板を、そのままこの養源院の天井にした
っていうんですからすごい話です。昔だからそういう事があるんでしょうけど、
今の感覚からいったら考えられません。
お寺の方が解説をしてくれます。
天井の部分部分を説明してくれました。鳥居元忠の影と言われる部分があり、
確かに血の色と人の形の様なものが見えます
その他、部下の血の跡とか、まざまざと見えます。こりゃ恐い・・・。
写真不可なので、写真はありません。
写真OKと言われても撮るのを躊躇してしまいます。本当に恐いです。
お寺のゆかりも淀殿が浅井長政を祀ったもの。
そこに敵方であった家康の家臣のゆかりのものがあるのも不思議な感じが
しました。
今回のGWの旅で一番衝撃を受けたのがこのお寺でした。
三十三間堂の隣にあるお寺ですが、こんな所がある事を全然知りませんでした。
歴史マニアとしては、恐かったけど見る事が出来て良かったです。
平成27年GWの旅
http://rover.seesaa.net/article/418505052.html
大河ドラマの舞台
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