2015年08月15日

平成27年夏旅 最北の地へ

たった今、旅から帰りました。
旅の途中で簡単な書き込みをしましたが、以下まとめて旅の内容をまとめてみます。

このブログ、スタートしたのが10年前。その時の最初の投稿が稚内旅行の記事でし
た。このブログの原点です。という事で、10年ぶりの稚内旅行です!

<過去記事>
http://rover.seesaa.net/article/6631272.html
http://rover.seesaa.net/article/6632161.html

<8月8日・1日目>
天気は晴れ。休み初日の為、掃除洗濯・クリーニング屋に行ってからの出陣となり
ました。

出発.jpg
出発時のメーターは219,194キロです。車も老骨にむち打っての出発です(^^;

二本松に移動
大隣寺(二本松少年隊の墓)

岩沼に移動
二木の松史跡公園

石巻に移動
この日は石巻で泊まるとともに、友達と飲みました。
仙台で飲むことはよくありますが、石巻で飲むのは初めて。
楽しみにしての訪問です。
行ったのは助六寿司さんです。寿司屋さんですが、寿司は食べず、刺身を
つまみに出してもらって飲んできました。
やっぱ魚がうまいですね。感動しました。

石巻 寿司.jpg
この大トロはやばかった〜(^-^)

石巻 寿司2.jpg
石巻と言えばというか、牡鹿半島といえばクジラです。
脂が多いんですけど、脂が脂っぽくなくてさっぱりしておいしかったです。

おいしい魚にお酒、そして友人との会話もはずみ、旅のスタートから良い気分になり
ました

ホテルHAYASHIYA泊

<8月9日・2日目>
天気は曇り。
久しぶりに石巻に来たので、日和山公園を訪問しました。
震災のTVで何度も出ていた場所です。震災後初めて訪問しました。
日和山公園.jpg

日和山公園の下は津波で完全に流され、景色は一変していました。昔見た景色が
一変している事に驚きました。
気を取り直して観光開始です!

竹谷の集落
涌谷城
追戸横穴群
見龍寺

登米に移動
つか勇さんで登米名物「油麩丼」を食す。
登米の町を散策

岩手県奥州市に移動
田んぼアート見学

2日目は奥州市で藤原清衡関連の史跡を巡りました。
大河ドラマ『炎立つ』を見たので、その関連地めぐりです。

巣伏古戦場(阿弖流為と朝廷軍)
館山史跡公園(藤原清衡館跡)
源義経供養塔
明治記念館
蔵まちモール散策
十二藍婆社(藤原清衡のへその緒を祀る)
藤原清衡産湯の泉
豊田館(藤原清衡生誕の地)
五経塚・藤原経清の墓(藤原清衡の父)

青森県八戸市に移動
ラーメン魚群で夕食

フェリーで苫小牧へ。
シルバーエイトというフェリーに乗船します。
1ヶ月前に予約したんですが、すでに2等室しかとれませんでした。
以前、室蘭から青森へフェリーに乗った時、2等室で悲惨な目にあった
事があります。2等って雑魚寝部屋で、場所取り合戦が激しく、全然場所が
無くて体育座りして寝たという最悪の事態です(実際眠れなかった)

それじゃ、嫌だなと思っていたんですが、シルバーエイト号の2等室は違いました。
一応指定の場所が確保されていました。狭いんですけど、寝ることが出来るスペース
と貴重品を入れる鍵付きロッカーがありました。
でも隣の人との距離は10センチもありません。そこは我慢ですね。
右隣は中学生くらいの女の子、左隣は珍味食べながら酒飲んでるオヤジという状況
でした(^^;
まあ寝れた様な、そうで無いような。疲れがとれてない事は間違いなかったです。

<8月10日・3日目>
天気は曇りのち晴れ。

朝6時に苫小牧に着きました。まずは朝食です。
事前に調べていた苫小牧港にあるマルトマ食堂に向かいます。
ここは朝からやっているお店です。市場の朝は早いですからね。
ここの名物、ホッキ貝のカレーが目当てです。

しかし、場所がよく分からないとさまよって、現地に着いたのは6時40分
くらい。そしたら既に満席で並んでいました(>_<)
朝のこんな時間から行列とは。。。
みんなフェリーの客なんじゃないかな。ネットで調べて来たんでしょう。
情報戦もみんな見ているところが一緒なのでこうなってしまいます。

僕は別の店に行くことにしました。
近くにあるみなと寿司さんに行きました。
朝から海鮮丼です。
「ホッキ貝・サーモン・サバ・ホタテ」の丼にしました。
これは後で記事で紹介します。とてもおいしかったです(^-^)

苫小牧は朝曇っていました。天気予報も曇りのち雨。当初の予定では美瑛観光
をしようと思っていましたが、美瑛は晴れててなんぼ。予定変更に。

早来ゆきだるま郵便局訪問
ヤリキレナイ川訪問

恵庭に移動
ラルマナイ滝
白扇の滝

滝は雨の日でも関係無いという事で、滝巡りに。
そしたら空も晴れて青空になってきました。
まあ良いか(笑)
ラルマナイ滝には義経伝説があり、義経の財宝が隠されたとかいう話があるそう
です。

札幌市に移動
真駒内滝野霊園のモアイ像
アシリベツの滝(日本の滝100選)
鱒見の滝
羊ヶ丘展望台

sirokoi.jpg
羊ヶ丘展望台で白い恋人ソフトクリームを食べました。
おいしかったです(^-^)

南家さんで昼食(スープカレー)

北海道開拓の村見学
(開拓の村は見応えがあり、午後はここで3時間観光)

南幌に移動
幌向駅逓所跡

旭川に移動
ラーメン一蔵で夕食

ホテルルートイン旭川泊

<8月11日・4日目>
天気は曇り時々雨。
旅の中で一番天気が悪かった日。基本は曇り。たまに雨が降ったり晴れ間が
出たりではっきりしませんでした。

旭川から稚内に向けて北上します。

旭川の田んぼアート訪問
塩狩峠
第三雨竜川橋梁
そばの花展望台
朱鞠内湖
名寄のひまわり畑

道の駅「びふか」訪問
羊ソフト.jpg
びふか限定・羊の乳のソフトクリームを食しました。
特にクセもなくおいしいソフトクリームでした。

チョウザメ館訪問

中頓別の田中屋で昼食(カキフライカレー丼)

一気に最北の地へ。

宗谷岬訪問
最北の地.jpg
遂に着きました。日本最北の地です。
見ての通り、曇りです。残念ながら樺太は見えませんでした。まあ雨じゃなくて
良かった。10年ぶりの最北端到達です。

車を降りて、まず寒さに震えます。
宗谷岬気温.jpg
気温は・・・、18度。そりゃ半袖じゃ寒い。
埼玉だと38度とか騒いでるのと大違いです。
寒いのは想定済みで長袖を持ってきていました。ここで長袖を着ます。
春先の気温ですよね。びっくりです。

ついでに燃費も確認。
宗谷岬燃費.jpg
旭川で給油して300キロを超えてますが、平均燃費は16.1キロ。
おそらく過去最高。
やっぱ北海道の道路は燃費が伸びる。特に燃費を気にして走ったわけじゃないん
ですけどね。これ以上の燃費はおそらく無理です。

寒かったのでトイレへ。
日本最北端のトイレ.jpg
ちなみに、日本最北端の公衆トイレです(^^;

宗谷岬はこの日、大勢の観光客で賑わってました。
駐車場の車を見ると、関東のナンバーも多かったです。自分もそうですが、みんな
頑張って来てますね。
1台鹿児島ナンバーの車が停まってて、あっぱれと思いました(笑)

間宮林蔵出航の地
JR抜海駅訪問
抜海は稚内から5キロほど南に行ったところにある駅ですが、ここではからっと
晴れてました。
ノシャップ岬訪問

稚内温泉ホテル喜登泊

<8月12日・5日目>
天気は曇りのち晴れ。
朝だけ曇ってましたが、すぐに晴れ、1日を通して良い天気でした。

稚内公園(氷雪の門見学)

今回の旅の1番の目的地が稚内公園でした。行く前に映画『氷雪の門』を見ました。
樺太に侵攻したソ連軍に対し、最後まで電話交換所の業務を遂行した女性のお話
です。ちょうど現地の新聞(8月11日読売新聞)にも樺太の記事が出ていました。
樺太の記事.jpg

稚内公園を訪問し、氷雪の門と殉職女性の碑を見て涙しました。

稚内湾北防波堤ドーム

前の夜、ホテルでネット検索をしていると、稚内にも義経の伝説地がある
事を知りました。宗谷岬の方だったので戻る形になりましたが、訪問です。

源義経試し切り岩訪問

幌延に移動
稚内から幌延に移動します。稚内は曇ってましたが、南に移動するとすぐに
良い天気になりました。稚内がこの天気なら良かったんですが。まあ冬の空気が
澄んでる時じゃ無いと樺太は見えないのかな。

稚内南部は広大な牧草地が広がっています。10年前もここを走りましたが、日本
とは思えない風景に感動しました。
車で走っていても気持ちが良いです。

稚内牧草地.jpg

稚内牧草地2.jpg

幌延到着
トナカイ牧場
サロベツ原野展望台

糠南駅訪問

糠南駅付近.jpg
糠南駅付近で写真を撮りました。特に観光地じゃないんですけど、とても良い感じです。

初山別村に移動
みさき台公園訪問

小平町に移動
すみれで昼食(うに丼)

花田家番屋

留萌に移動
波灯の女灯台
黄金岬

増毛に移動
JR増毛駅訪問

増毛駅は廃線になるそうです。
ちょうど8月10日にJRから通知されたそうで、タイムリーな話でした。
増毛廃線.jpg
赤字路線とはいえ、厳しい話ですね。

現地で、髪の毛に御利益があるという増毛駅の入場券を購入しました(笑)
zoumou.jpg
僕は髪の毛は今のところ大丈夫ですが。

増毛の町を散策

雄冬岬展望台
雄冬峠.jpg
今回の旅で一番の景色だったかもしれません。雄冬峠、とても良かったです。

白銀の滝

岩見沢に移動
らーめん専家 羅妃焚で夕食
ラピタ.jpg

栗山町に移動
栗山温泉ホテルパラダイスヒルズ泊

<8月13日・6日目>
天気は晴れ。
夕方に苫小牧からフェリーで帰るので、苫小牧界隈で観光にします。

夕張経由で平取町へ。
久しぶりに夕張に行きました。
やはり財政が厳しいのかな。そう感じる部分が随所にありました。
歩道橋の塗装がされず、錆びるにまかせていました。
市営住宅と思われるマンションも鉄部塗装がなされていない様に見えました。
中心市街地も寂しいですね。札幌からそんなに遠いわけでも無いですし、何と
か出来ないものでしょうかね。ふとそう思ってしまいました。

平取町に到着
義経神社、義経資料館訪問
ここにも義経伝説がありました。

苫小牧に移動(勇払)
勇払史跡公園(千人同心の墓等)
勇払会所跡
勇払原野訪問(映画『のぼうの城』ロケ地)

映画『のぼうの城』は大規模セットを勇払原野に作って撮影されたそうです。
何か残ってるかなと思って行ったんですが、何もありませんでした。
弁天沼という沼のところにセットがという話だったので、弁天沼に向かったら
舗装もされてない道が続くとんでもない場所でした。

勇払源や.jpg
ここはどこ、何時代の景色??
日本とは思えない景色ですね。

苫小牧って、北海道でも工業都市っていうイメージがあって、自然の豊かなイメージ
が無かったんですが、一変しました。
勇払原野は自然そのもの。
雄大な湿地原野でした。

勇払原野.jpg
ここで『のぼうの城』のロケが行われたんですね。むべなるかなです。

苫小牧港移動
とりあえず逢海でご当地グルメ「ホッキ焼きそば」で昼食。
ホッキ焼きそば.jpg
詳しくは個別記事で書きます。

お昼を待ちながら午後の予定を検討。
苫小牧市街には見るところは少ないので、ちょっと遠出。でもフェリーの時間も
あるのでほどほどで。

白老町に移動
仙台藩白老陣屋跡

登別に移動
大湯沼展望台
倶多楽湖
登別地獄

登別観光で午後は時間を使いました。久しぶりの登別訪問
出来れば登別温泉で1泊したかったな(^-^)

苫小牧に戻る。
転寿司クリッパーで夕食。
日本各地にご当地回転寿司があります。クリッパーは苫小牧周辺に店舗展開する
お店です。メニューもご当地物が多かったです。
ホヤの寿司やホタテなど堪能。
あとおすすめという「活つぶ」を食しました。
つぶ貝.jpg
3貫で590円と値段もはりましたが、コリコリしておいしかったです(^-^)

寿司でお腹いっぱいになり、フェリーに乗船します。
帰りは苫小牧から秋田行きのフェリーです。
2等寝台。雑魚寝ではなく、電車の寝台車の様に個別ベットです。
これだとちゃんと眠れます。
19時半出港、翌朝7時半に秋田港に着きます。

<8月14日・7日目>
天気は晴れのち雨。
7時半に港に着くも下船が手間取り降りたのは8時すぎ。
朝食は事前に調べていた秋田市場にある食堂へ。
ところが・・・、お休み??

お盆だからか、市場もお休みの様でした。
他に店を調べましたが、秋田に松屋って無いんですね。松屋の朝定食も
無理。仕方ないので、すき家に行く事にしました。
そしたらあれ・・・、ドアが開かない。
張り紙見たら10時開店だった。秋田ではまだ24時間再開されてないんだ。

さまよってもう9時近くです。仕方なく近くのファミマでパンを買って食し
ました(>_<)

気を取り直して観光です。

湊城跡(安東氏居城)
全良寺(戊辰戦争・官軍墓地)

大仙市に移動
萬松寺(戊辰戦争・境、上淀川古戦場)
唐松神社
唐松城
戊辰公園(戊辰戦争・小種古戦場)
JR後三年駅訪問
沼柵跡(後三年の役古戦場)

横手に移動
食い道楽で昼食(横手やきそば)

本多正純終焉の地(家康側近)
正平寺

ここで午後3時。この日の宿は福島県喜多方市の熱塩温泉。
カーナビをセットすると距離は220キロ。
しまった〜。ゆっくり観光しすぎた。

山形を縦断しないといけません。チェックインまで3時間半。
220キロ走れる訳がありません。山形を縦断する高速道路が無い
からです。山形の道路には詳しいつもりですが、お手上げです。
せめて7時半には着きたい。8時までなってしまうと食事等で迷惑を
かけてしまいますので。

空いてると思われる裏道を走り、熱塩温泉を目指します。
気合いで走り、狙ったわけではありませんが、ちょうど19時半に宿に
到着。事なきを得ました。

山形は道路網がまだまだ脆弱だなと改めて思いました。東北中央道の早期
完成を期待します。

<8月15日・8日目>
天気は晴れ。旅の最終日です。

ふじや.jpg
泊まった熱塩温泉ふじやさんです。
特筆するものはありませんでしたが、泉質は良かったです。
熱塩温泉は、食塩泉で泉質が良いです。朝風呂も浴びましたが、温まりました。

まずは熱塩温泉街を散策します。

示現寺(瓜生岩子の墓・銅像)
温泉神社の大杉

喜多方方面へ。
長福寺(会津藩家老・佐川官兵衛夫妻の墓)

会津若松に移動
小田山訪問(戊辰戦争・西軍が鶴ヶ城を砲撃した山)
芦名家花見ヶ森廟
建福寺(河井継之助の墓)

道の駅「みしま宿」で昼食
会津地鶏親子丼

田子倉湖

会津若松から家に帰るにあたり六十里越ルートを選択しました。
会津からだと、六十里越で新潟の小出に出て関越高速で帰るルート。
会津西街道で鬼怒川温泉に抜けるルート。白河に出て東北道ルート
などが考えられます。
最近は道の混み具合などを考えて、六十里越を選択するケースが増えてます。
今日も六十里越での帰りになります。

六十里越は、一里の道が六十里にも感じるという難所です。
江戸時代にはそう思えるほどの道だったんでしょうね。越後と会津を結ぶ街道
です。六十里越の北に八十里越えっていう旧街道があります。
こちらは現在車で通行出来ません。幕末に、長岡藩の河井継之助は負傷し、会津
へ逃れるとき八十里越えで会津に入りました。
今、八十里越えも道路整備が進められています。いつか八十里越え出来る日も来る
かもしれません。

<六十里越>
六十里越.jpg

六十里越えの最標高部から田子倉湖を眺めます。
六十里越2.jpg
とても景色が良いです。

小出に出て、関越道に乗りますが、途中事故渋滞発生。
やむなく赤城ICで降り、一般道で帰りました。

シメの夕食は来来亭のラーメンです(笑)
来来亭.jpg
いつも食べてるラーメンで現実に戻りました。

買い物したり、実家に寄ったりしてたら帰りは21時になりました。
長い旅終了です。
222320キロ.jpg
メーターは、222,320キロ。今回の旅での走行距離は3126キロになり
ました。自分も車も何も無く無事帰って来れて良かったです(^-^)

旅のルートは以下の通りです(往路:赤、復路:青)
<本州>
本州.jpg

<北海道・3〜6日目>
hokkaidou.jpg

北海道では動物たちとも沢山遭遇しました(^-^)
キタキツネ.jpg

鹿 稚内.jpg
毎度思うんですが、北海道の鹿って民家のすぐ近くまで来てるんです。
この写真も10m先には民家がありますし。朝家を出たら鹿と遭遇なんて
普通にあり得そうです。
posted by 南行 at 22:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック