<二木の松史跡公園>

住所:宮城県岩沼市二木2丁目2番
駐車場なし
<現地解説>
この松は陸奥の歌枕の中でもその詠歌が多い事では屈指の名木である。
千余年前陸奥国司として着任した藤原元良が植え、以後能因法師、西行
をはじめ多くの歌人に詠まれるようになった。
1689年、この松を訪れた松尾芭蕉は「武隈の松にこそ覚る心地はすれ。
めでたき松のけしきになん侍りし」と『奥の細道』に記して
「桜より松は二木を三月越シ」の句で結び曾良の「随行日記」には「岩沼
入り口の左の方に竹駒明神と云うあり。その別当の寺の後ろに武隈の松あり
竹がきをして有り。その辺侍りやしき也」とある。
この松は植え継がれて7代目と言われ、1862年の植えられたものと伝え
られている。

昭和44年市の文化財に指定された。
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陸奥にはいろいろな歌枕の地がありますが、そんな中のひとつ二木の松です。
「信夫文知摺石」「末の松山」「沖の石」と有名な歌枕があります。
この三つに比べると、二木の松ってそこまで有名かなとも思うところですが、
松尾芭蕉も詠んだりしてるので、やっぱ有名なんでしょうね。
現地には芭蕉句碑もありました。

平成27年夏旅 最北の地へ
http://rover.seesaa.net/article/424226743.html
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