<宗谷岬>
住所:北海道稚内市宗谷岬
駐車場あり(無料)
今回の旅の目的地、北海道稚内市の宗谷岬です。
日本最北端の岬。これは日本が実効支配している地域での最北端という事で、
日本が領有権を主張している範囲では、択捉島のカモイワッカ岬になります。
今回の訪問では、天候は曇り。樺太を見る事が出来ませんでした。
よって、写真は一部平成17年訪問時のものを使います。
宗谷岬には、上の写真の「日本最北端の地」の碑があります。
まさに最果ての地です。樺太までの距離は40キロほど。
平成17年の訪問時にはうっすらと樺太を見る事が出来ました。
向こうは異国なんだなと思うと、しみじみします。
樺太が島だと言うことを突き止めた間宮林蔵は、この宗谷岬から樺太に
旅立ちました。日本最北端の地碑を眺めるような公図で間宮林蔵の銅像
がありました。
遠く樺太を見ている感じです。
こちら宗谷岬灯台です。明治18年の建築。
日本最北端の灯台です。
こちらあけぼの像という銅像です。
北海道の牛乳生産量100万トンと飼育乳牛50万頭を記念して1971年に
建立された像です。牧柵の前で、若い男女が果てしなく広がる宗谷丘陵を見つめ
ながら力強く立っており天北酪農の夜明けを象徴しています。
宗谷岬平和の碑です。
太平洋戦争のさなかの昭和18年10月、ここ宗谷岬沖で日本とアメリカとの間
で5時間に及ぶ戦いが繰り広げられました。
その戦死者を慰霊するため、平成7年に日米共同で建立したものです。
宗谷岬海軍望楼です。
1902年旧日本海軍が建設したもので、当時最強と言われたロシアのバルチック
艦隊の動きを監視するという重要任務が課せられました。
日露戦争の終結とともにその使命を終えたものの、その後は無線通信基地として、
また太平洋戦争では対潜水艦監視基地として機能しました。
稚内市内では数少ない明治時代の建築物で、1968年に市の有形文化財に指定
されています。
今回は時間もあったので、宗谷岬をゆっくり見てきました。
見るところもいろいろあり、また観光客も多いのでお土産屋さんもいろいろあって
観光地として楽しい場所です。
国境の地という事もあり、戦時の史跡もあります。今だって決して安泰という訳じゃ
ないですしね。見える距離に平和条約を結んでいない外国がある現実はよく考える
必要があるなと思ったりもしました。
さて、今回の訪問では曇りで遠くが見えず残念でした。
また宗谷岬に来るのはいつになるのかな。次回行く日をまた楽しみにしています。
平成27年夏旅 最北の地へ
http://rover.seesaa.net/article/424226743.html
銅像めぐり
http://rover.seesaa.net/article/142026310.html
岬・灯台巡り
http://rover.seesaa.net/article/107423997.html
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