<全良寺官修墓地>
住所:秋田県秋田市八橋本町6丁目5−30
駐車場あり(無料)
<現地解説>
1868年の戊辰戦争における秋田藩と援軍の薩摩・肥前・筑前・新庄など計16藩
の新政府側の戦死者を葬っており、当時内務省が定額の修繕費を支出して管理してい
た官修墓地である。
全良寺十一世大内海山和尚が墓石の建立を発願し、石工辻源之助の協力を得て、両者
ともに多額の私財を費やして1895年に完成したものである。
当初は523基を建立したが、後に遺族がそれぞれの故郷に改葬したので、現在は
323基、395霊が弔われている。
この墓地内に眠る戦死者は15歳の少年から63歳の高齢者に及び、多くの犠牲を
はらった明治維新をしのばせている。
<肥前藩士の墓>
<薩摩藩慰霊碑>
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秋田市の全良寺にある官修墓地(秋田市指定史跡)に行ってきました。
戊辰戦争で、当初奥羽越列藩同盟側についていた秋田藩は仙台藩の使者を切った
うえで新政府軍に寝返りました。それにより、列藩同盟側最強の庄内藩の攻撃を受
け、久保田城の目前まで迫られますが、新政府側の援軍の力もあり久保田城を守り
きります。その時(秋田戦争)の戦死者を祀った官修墓地です。
秋田戦線はかなりの犠牲者が出たと思われますが、歴史の表舞台ではあまり知られて
いません。こういう官修墓地を参拝すると、戊辰戦争の激戦が各地であった事を偲ぶ
ことが出来ますね。
平成27年夏旅 最北の地へ
http://rover.seesaa.net/article/424226743.html
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