<調所広郷像>
住所:鹿児島県鹿児島市天保山町18−5
駐車場なし
<調所広郷について>
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鹿児島市にある調所広郷の銅像を見てきました。
調所広郷は幕末の薩摩藩の家老。島津斉興のもとで財政改革をした事で有名です。
幕末の薩摩藩は島津重豪の代までに借金が積み重なり危機的状況に陥っていました。
斉興のもと調所は財政改革を実施。特に奄美大島や徳之島の黒糖を専売したり、
琉球経由の密貿易で財を成したりして財政を立て直していきました。
また500万両あったという藩の借り入れも、無理矢理無利子250年払いを一方
的に押しつけああたり、その豪腕ぶりが見てとれます。
調所は斉興と斉彬の間の対立に巻き込まれ、お由羅騒動後斉彬派からその憎悪を
一身に受けることに。
密貿易が幕府に露見し、その責任を負う形で服毒自殺を図りました。
斉彬派であった、西郷隆盛や大久保利通らと対立したことから、調所は幕末の薩摩に
おいて完全な悪人扱いですが、調所の財政改革なくして薩摩藩の幕末の活躍も無かっ
たわけで、歴史上の評価はもっと高くてしかるべき人物ではないかと思っています。
調所の銅像は鹿児島市の天保山公園に向かう道路の脇にひっそりとありました。
平成30年薩摩攻め
http://rover.seesaa.net/article/459862375.html
銅像めぐり
http://rover.seesaa.net/article/142026310.html
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