東京都中野区にある4つのお寺で墓参りをしました。
<東中野墓参り>
青源寺 住所:東京都中野区上高田1丁目2−3
源通寺 住所:東京都中野区上高田1丁目2−7
高徳寺 住所:東京都中野区上高田1丁目2−9
龍興寺 住所:東京都中野区上高田1丁目2−12
この4ヶ寺を巡りました。この4つのお寺は早稲田通り沿いに
あり上から順に東から並んでいるお寺です。墓地はそれぞれ境界が
あり、それぞれのお寺からしか入れませんが、裏一体全てが墓地という
感じになっています。
まず、青源寺に行きます。
<青源寺>
<青源寺 脇坂安董の墓>
ここでは脇坂安董の墓を参拝しました。脇坂安董は播州龍野藩主。
江戸幕府で老中を務めた人物です。
あまり歴史的な知名度はありません。現地にも特に解説等無いので完全に
スルーしてしまう感じです。
<源通寺>
<源通寺 河竹黙阿弥の墓>
こちらは結構有名な人物。幕末〜明治初期に活躍した歌舞伎狂言作者です。
もともと浅草に住んでいた様で、源通寺も浅草にあったのですが、寺が中野
に移ってくると共にお墓も中野に移ったものです。
<高徳寺>
<高徳寺 新井白石の墓>
高徳寺には6代将軍徳川家宣のもとで政治を仕切った新井白石の墓がありました。
高名な政治家ですが、墓は小さなお墓です。徳川吉宗が8代将軍になると白石の
政治は悉く否定され、晩年は不遇を味わった様です。
<高徳寺 山野愛子の墓>
同じ高徳寺に美容家・山野愛子のお墓もありました。
<龍興寺>
<龍興寺 飯塚染子の墓>
龍興寺で飯塚染子の墓を参拝しました。飯塚染子って誰?という人が99%なん
じゃないかと思います。
歴史好きでもあまりピンとこないかと思います。
飯塚染子は、5代将軍徳川綱吉のもとで側用人として権勢を誇った柳沢吉保の側室
です。
墓石には戒名「霊樹院殿月光寿心大姉」が刻まれています。
また横には、甲斐少将吉保の文字がかろうじて読み取れます。
柳沢吉保の側室とはいえ、何故に知られているか。
俗説ではありますが、吉保と染子の子と言われている嫡子柳沢吉里は、実は将軍
綱吉の子ではないかというものがあります。
染子に綱吉の手がつき、その時の子ではないかというものです。
大河ドラマ『元禄繚乱』を見たのですが、その話の中では吉里は綱吉の子説で、
柳沢吉保は吉里を将軍にしようと画策するという流れでした。
元禄繚乱では染子役を鈴木保奈美さんが演じており、自分もそれで飯塚染子の
存在を知りました。
龍興寺のお墓は、解説等一切無く、見つけるのも大変でした。
横に甲斐少将吉保とあったので、これだと分かりました。
著名人の墓
http://rover.seesaa.net/article/26837973.html
2021年04月17日
この記事へのコメント
コメントを書く