2023年12月15日

焼尻島散策    (北海道羽幌町)

令和5年10月26日、焼尻島を散策しました。

<焼尻島>
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住所:北海道苫前郡羽幌町焼尻

天売島観光翌日、焼尻島に渡りました。

10月26日、天売島のオロロン荘さんで夜明けを迎えます。
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非常に良い天気。
欠航率が高いという船ですが、この日は大丈夫そうです。

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天売フェリーターミナルで船待ち。
11時35分発の船。宿のチェックアウトが10時だったので、少し待つことにな
りました。

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船賃は730円です。

11時35分発、焼尻島12時着です。

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焼尻上陸です。
焼尻島は天売島同様羽幌沖にある日本海にうかぶ離島。
人口は令和5年11月現在160人。天売島より更に少ない島です。

焼尻フェリーターミナルに12時に着いてお昼にしたかったのですが、
天売同様こちらも飲食店がまったく開いていません。
またパンとカロリーメイト昼食です。

まずは宿に荷物を置きに行きます。
泊まる宿は小田民宿さんです。

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この時期焼尻島で開いている宿は2軒しか無いそうです。
その1軒の小田民宿さん。
おばあちゃん一人でやってる民宿の様です。
とりあえず荷物を置いて観光スタートです。

焼尻島も1周12キロほど。天売同様3〜4時間あれば歩いて1周出来そうな
広さです。

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宿の近くにあった羽幌町焼尻郷土館。この資料館、観光シーズンしか開いてない
との事。外観だけ。

時計回りで焼尻島の南側を西に向かって歩いて行きます。

<焼尻島灯台>
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最初に行ったのは焼尻島灯台。
ここに行く道も荒れ、灯台も錆びてたりして荒れ気味。稼働してるのかな??

少し進むと羊が見えてきました。
ここが有名な焼尻のめん羊牧場です。
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少し前にこの牧場の廃業のニュースが流れていました。
その後、下川町で「あべ養鶏場」を経営する東郷社長が個人として事業を
継承する事が決まり、存続する事となりました。何はともあれ良かった
ですね。

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この焼尻のサフォーク、是非食べてみたかったのですが、飲食店が開いてない為
残念ながら食べることが出来ませんでした。

しばし羊を眺めて先に向かいます。
おなかが減りました。どこかでお昼にしようと思い近くの海岸へ。

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名も無き海岸でパンとカロリーメイト昼食です。
人の気配の無い海岸で一人パンを食べているのも不思議な気分でした。

しばし海岸でゆっくり。軽く散歩。
気になったのはゴミ。日本の海岸、どこに行ってもそうなんですが、漂着ゴミ
多いですよね。ここも多分に漏れずという感じです。

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ハングルの入ったアイスパックゴミ。

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ロシア語の入ったウォッカの瓶。
焼尻から西方向はそのままロシア。北にもサハリンがあります。
ロシアの近さを感じました。

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何かのオイルの入れ物。中国石油化工って書いてありますね。
中国石油化工(シノペック)の株って昔中国株投資してた時に保有してた事が
あります(^^;)

漂着ゴミはひどいものです・・・。

ご飯食べ終えたので、西に向かって焼尻島南岸を歩いていきます。
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これが僕が歩いていく焼尻島の道です。

天売島以上に何もありません。

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本当に何も無い。人も歩いてない。車も走ってない。観光客もいません。
何かのドラマで「何も無いがある」という名言を聞いた覚えがあります。
この焼尻島はまさにその言葉がぴったりきます。
ここで自分が倒れても、北朝鮮に拉致されそうになっても助けてくれる人は
いません(^^;)
叫んでも誰も来ません。
まさにそんなところです。のどが渇いても自販機も無いですからね。
天売島・焼尻島どちらもそうですが、今まで生きてきてこういう環境の場所を
歩いたのが初めて。一人歩きながら今後の人生の事とかいろいろ考えながら
歩いておりました。
(そんな中、元会社の同僚から不動産投資の電話かかってきて俗世に戻された
様な気分になったんですけど(笑))

焼尻島南西端、鷹の巣園地に到着しました。

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焼尻島南西端の展望スポットです。簡単な東屋とトイレがありました。

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鷹の巣園地から見える島は昨日観光した天売島です。

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鷹の巣園地から見る景色、一番良いのは東側かな。
自分が歩いてきた道を振り返った景色が絶景でした。

ここから戻るんですが、焼尻島北側の道路はあまり見所が無さそうだったので、
一周するのではなく、島の中央を走る「オンコ海道」という道を歩いて戻ります。

<オンコ海道>
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こちらがオンコ海道です。

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オンコ海道は島の中央部の高台をまっすぐ走る道。牧草地が広がっています。

また、オンコ街道の名前のとおり、オンコの林も広がっています。
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奥の木々がオンコの木です。
オンコとはイチイの木の事です。この焼尻島にはオンコの木が群生しています。

焼尻の東側に戻ってくるとオンコ林園地という原生林があります。
ここには遊歩道があり、林の中を散策出来ます。
園地の中には雲雀ヶ丘公園という公園もありました。

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出口付近に会津藩士の墓というものがありました。
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1808年、樺太から帰還中の会津藩の船が遭難し、天売島・焼尻島に
漂着。51人の死者を出した事件で、亡くなった会津藩士の墓との事。

<ハートのある道路>
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焼尻島の最後、google mapで見て行った名所。
確かに、ハートが。だからどうしたという感じではありますが(^^;)

これで観光終了です。宿に戻ります。
宿には16時過ぎに戻りました。観光時間としては3時間半位でした。

<小田民宿>
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お部屋はこんな感じです。まあ普通です。

<夕食>
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本当におばあちゃんの家庭料理って感じでした。

焼尻の小田民宿さんにはもう一人宿泊客がいました。
おそらく仕事で焼尻に来ている人みたいでした。

焼尻島をまわっての感想です。

天売島と同じになりますが、観光シーズン(6〜8月)以外は飲食店は
開いていないものと思った方が良さそうです。
パン等の食料は持参して行った方が良いです。
商店はありますが、天売の商店より品数が少なかったです。
自販機はフェリーターミナルのところにあるので、飲み物はここで確保。
1周12キロ。歩いても3時間くらいで大丈夫です。
見所という意味では、天売島の方が景色は良いと思います。
焼尻は羊が見所かな。あとオンコの原生林。
天売・焼尻両島にはヒグマがいないので、そこは安心して歩くことが出来
ました。
フェリーは欠航する事が多いそうです。時に冬は荒れるので欠航率高い模様。
まあ冬に焼尻島に行く人はあまりいないと思いますが。

あと、天売島・焼尻島両方でこの鳥を沢山見かけました。
40焼尻島.jpg
後で調べたらマヒワという鳥の様です。

令和5年秋旅 北海道天売島・焼尻島を目指す旅
http://rover.seesaa.net/article/501354753.html

岬・灯台巡り
http://rover.seesaa.net/article/107423997.html



posted by 南行 at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 北海道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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