川越は平安時代の河越氏の支配に始まり、中世は上杉氏が太田道灌をして
河越城を築き防衛の拠点としました。
戦国時代には北条氏の支配下となり、北条氏と上杉・古河公方連合軍との
河越城を舞台とした河越野戦がくりひろげられました。
江戸時代に入ると、江戸城を守る北の拠点として重要な位置をしめ、歴代
藩主も松平信綱、酒井忠勝、柳沢吉保など老中・大老クラスの大物がつとめて
います。現在川越は蔵造りの町並みが有名ですが、これは明治26年の川越
の大火の後作られたものが残っているものです。
蔵造りのうち、大沢家住宅は国の重要文化財に指定されています。
川越を代表する名所として、今日は喜多院をご紹介します。
【喜多院】
埼玉県川越市小仙波町1-20-1
TEL 049(222)0859
http://www.kawagoe.com/kitain/
交通は西武新宿線本川越駅から徒歩が電車では一番近いです。
川越駅からですとちょっと遠いかも(徒歩20分位かな)
車ですと無料駐車場が無いので、門前の有料駐車場へ。
確か500円だった様な。
川越大師喜多院は川越を代表するお寺で、830年慈覚大師の開基と言われ
ています。中世には徳川家康の側近、天海僧正が住職となり隆盛を極めまし
た。
1638年に大火で消失した後は、天海僧正により復興され、江戸城より徳川
家光誕生の間、春日局化粧の間が移築されてきています。
その後江戸城が火事で焼失しているので、初期の江戸城の建築を知ることが
出来る唯一の遺構となっています。
<多宝塔>
<五百羅漢> 拝観は有料です
何でも、夜中に五百羅漢を訪れさわっていると1体だけ暖かい像があるそうな。
それを翌朝見てみると、自分の親に似ているという話しをどこかで聞いたことがあります。
本当かな?そもそも夜は五百羅漢には入れませんけど(笑)
<庭園>
庭園及び、家光誕生の間、春日局化粧の間等はあわせて400円で拝観できます。
喜多院の庭園は秋の紅葉のシーズンがお勧めです。
紅葉の時期は11月中旬〜下旬。
この写真は11月下旬に撮影したものです。
喜多院入り口には復興に尽力した天海大僧正の銅像あり。
紅葉の名所巡り
http://rover.seesaa.net/article/22577081.html
<桜の名所まとめのページはこちら>
http://rover.seesaa.net/article/14535679.html
[ここに地図が表示されます]
<喜多院の桜・平成21年4月5日撮影>クリックすると拡大します。
<喜多院の紅葉・平成22年11月23日撮影>
<喜多院の桜・徳川家光手植えの桜 平成24年4月7日撮影>
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平成26年4月2日撮影
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平成27年3月25日、庫裏前の枝垂れ桜が満開でした。