2005年10月03日

宇都宮城跡  (栃木県宇都宮市 城跡 観光名所)

宇都宮城跡をご紹介します。

宇都宮にお城なんてあったっけ?と思われる方が多い
かと思います。堀や石垣、天守閣がのこるお城ではあ
りません、本当に「跡」なのです。

<宇都宮城>
宇都宮城.jpg
宇都宮市本丸町1他

宇都宮城は1063年、宇都宮氏の祖宗円の築城と
言われています。その後戦国時代まで宇都宮氏が城主
をつとめますが、秀吉の怒りをかい領地を没収されます。
江戸初期に本多正純により宇都宮の町の整備と城内の
大改修が行われます。
正純後、幕末まで城主は転々としますが、幕末に戊辰戦争
にまきこまれ消失します。
今は小さな公園という感じです。

僕のイメージですが、宇都宮城というと本多正純と
きます。本多正純は家康の側近本多正信の子で、正信の
引退後、家康のもとで権勢をふるいます。
しかし、家康の死後、秀忠派の家臣(古河藩主土井利勝ら)
の台頭とともに急激に権力を失います。そこで出てきた
宇都宮城釣り天井事件。本多正純が秀忠を釣り天井で
暗殺しようとしていたという話。まあ秀忠派に陥れられた
んでしょうね。秀忠派には家康の元で権勢をふるった人物
は邪魔だったのでしょう。
本多正純は改易されます。その後正純がどうなったかとい
うと秋田佐竹家おあずかりで、余生をおくり秋田で亡くなっ
たという事です。
いつの時代も政治の世界の権力争いはすごいですね。

城跡は小さな公園で、歴史の重みを感じさせるものはあり
ません。ただ、そんな本多正純の話を思いながら見て
みるとまた違うのかもしれません。

(宇都宮城跡 おすすめ度 ★ 歴史マニア度★★★★)

平成21年2月、久々に行ってみました。
なんと、櫓が出来て綺麗に整備されていました。
まあ今までが寂しかったですから、公園風になって良かった
のかな。

宇都宮城

宇都宮城

宇都宮城
posted by 南行 at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 栃木県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック